息子を亡くして半年ほど経った頃から母の認知症の症状が始まりました
物忘れのスピードが増し
何より感情の起伏が激しくなり
あるはずの無い父の浮気を強く疑ったりお金や物を盗まれるといった妄想が母を苦しめ始めました!
その事に父は母から責められ罵倒されたり家から閉め出されたり
私や孫である私の娘にまで疑いや暴言をぶつけるようになり
3日前にとうとう死にたいと言い残して夕方、自転車で家を飛び出してしまいました
父から連絡を受け私は血眼になって母を探しました
夜になっても手掛かりがなく警察に届けを出し町内の方々は捜索隊をつくり母の行方を探して下さいました
夜中になっても母は帰らず私は気が狂った様に一晩中、母を探しました
午前3時頃、私は息子の墓に行き泣き崩れながら息子に
銀我…お願い!
まだおばあちゃんを連れて行かないで…お願い…
警察から電話が鳴る度に息子の事故の知らせの時の光景が何度もフラッシュバックしてきて動悸が止まらなくなる
亡くなった息子と対面した時の瞬間が頭の中をぐるぐるして目眩と息がしにくくなる…
悪い状況の事しか考えられず
神様…まだ足りませんか?
息子を亡くした苦しみだけではまだ足りないのですか?
こんな罰を受けなければならない程
そんなに私は悪い人間なのですか?…っと
問いかけながら一晩中、暗闇の中で母の姿を追い求めていました
何の手がかりもないまま朝になり
警察、町内会、家族が手分けをして捜索を始めて昼前に娘から
わめき泣きながら…
ばぁちゃんおったぁ〜!!!
少し衰弱していましたが自転車に乗っているところを無事に保護されました
その後やるべき事を済ませて自宅に戻った時には心身ともに疲れ果てて眠りに就きました
翌日、目が覚めてからも心が重く涙が出てしまう
あー(−_−;)
大人しくしてくれていたPTSDが振り返して来ちゃったみたいです
あまり自分を過信し過ぎても駄目ですね
自分の心を労りながら、これからも次々にやって来る試練を怖がらず受け止めて心を鎮めていかなければと思います。
先ずは母が無事に帰ってきてくれた事を
銀我の好物だったシュークリームを供えて報告と御礼をしようと思います