3年前のお正月…
息子を亡くして2ヶ月ちょっとで
初めて迎えたお正月!
テレビではどのチャンネルも
『明けましておめでとうございま〜す』
これ程に怨めしい言葉がこの世にあるのかとTVのコンセントを引き抜いたのを覚えています!
自宅から目と鼻の先ほどの距離の実家の両親と息子の姉である娘から何度も連絡が来るものの誰にも逢いたくないし、家から一歩も出る気力もなく無音の家の中で仏壇の前で1人ずっと泣いていました
この頃は
未だ息子を亡くしたという現実を受け入れる事も出来ず
毎日浴びるようにお酒に逃げる日々でした
お酒を提供するお店を20年近く経営していた私にとって仕事以外で自宅でアルコールを飲む習慣は有りませんでしたが
この頃の私はそこしか逃げ込む場所が無かったのです
呑んでも呑んでも
苦しみと悲しみから逃れる事が出来ないのは分かっていても
それでも
ただ呑み続ける日々…
呑んで〜呑んで〜呑まれて呑んでぇ〜 呑んで〜 呑み続けて眠るまで〜呑んでぇ〜♪
あっ!
そう言えばこんな歌がありましたね(笑)
まさにそんな感じの日々でした
満中陰を終え
日々の生活も儘ならない中で
年末で水商売という業界が1番賑わう時期でもあったのと 有難いことに毎日のように、たくさんの同業者の友人やお客様が気に掛けて下さり
「待ってるから…店を開ける時はいつでも連絡をしてね」
本当に多くの方々に心配を掛けてしまって申し訳ない気持ちと、少しでも気を紛らわせるのでは?っと思い週に何日か仕事に復帰しましたが…
接客業という職業柄…
店で大量の飲酒をするというよりも1番してはならない無理をしてしまったようでして(-。-;
結果
春先まで殆ど店に立つ事は出来ませんでした
愛しい大切な人を亡くした悲しみ苦しみを乗り越えるのは簡単な事ではありません!
グリーフには段階があります。
少しずつ…ゆっくり…焦らず…
大丈夫!!!
今こうやってブログを書かせて頂いている私も未だに
3歩進んで2歩下がる日々です。
哀しみ苦しみを背にいっぱい背負いながらも私…
毎日笑って生きてます